|
シルバーの特徴
シルバーの特徴
シルバーは人間が使用した最初の金属のひとつです。落ちついた柔らかな白い光沢が特徴ですが、すべての金属のなかで(水銀とともに)もっとも可視光線の反射率が高く(反射率は90%、赤外線は98%を反射します)、研磨することによってプラチナよりも強い輝きを出すことができます。シルバーは自然界に広く分布していますが、他の金属に比べれば総量はきわめて少ないものです。また、自然に存在する多くの鉱物中に含まれている点が、ゴールドとは異なります。

シルバーという金属はゴールドやプラチナなどとは違い、原子的には安定していません。
シルバーは空気中の硫化水素と化合して表面に硫化銀の皮膜を作り茶色くなったり黒くなったりします。硫化銀の皮膜の厚さによって、黄色、次に茶褐色に変わり、更に皮膜が厚くなると黒色になります。シルバーが酸化するといいますが、実際にはシルバーは高い温度に加熱しなければ、通常の状態では酸化しませんので錆びとは違います。
シルバーの変色のほとんどは硫化ですが、稀に塩素と化学反応(塩化反応)し、表面に塩化銀の皮膜を作り茶色に変色する事もあります。塩化銀皮膜は茶色の変色から次第に黒い変色へ変化していきます。
塩化銀皮膜は硬く安定した物質でシルバークリーナーでは取れません。 研磨剤で磨くかシルバークロス(研磨布)で塩化銀皮膜をとるしかありません。ロジウムメッキなどのコーティングを行うことによって、この硫化や塩化の黒変は避けられますが シルバー独特の柔らかな銀色の風合いは失われ
プラチナのような硬質な光を放つ銀色となります。シルバーはゴールドと共に人類がもっとも親しんできた貴金属で、同じ白でもプラチナと比べて落ち着いた光沢が特徴です。
⇒シルバーアクセサリーのお手入れ方法
 シルバーは92.5%でスターリングシルバー(SV925)特有のセルフハードニング(時効硬化)という特性を出します。リングを鋳造後、室温まで放冷するだけで最高硬度が得られ、キズなどが付きにくくなります。また、シルバーは電気抵抗が金属の中で一番低く電気が通りやすく、熱伝導率も高く、
高周波も銀が一番特性が良いなど装飾以外にも多くの優れた特性を持っています。 シルバー製品の純度を表すには1000分率を用います。現在日本では「1000」、「950」、「925」、「900」、「800」という5種類があります。「950」というのは95.0%のシルバーと5.0%の他の金属(銅など)からなるシルバーという事です。「1000」の純銀は100%銀と言うことです。
|
銀純度
|
呼称
|
用途
|
|
1000
|
純銀
|
そのままでは柔らか過ぎ、取り扱いや加工に向かない。 |
|
950
|
ブルタニア、5分落ち
|
ハンドメイド(銀細工教室など)でのアクセサリー制作 |
|
925
|
スターリングシルバー
|
ロストワックス製法などのアクセサリー |
|
900
|
コインシルバー
|
雑貨、装飾品、通称の通り、硬貨に多く使われる。 |
スターリングシルバーは現在のシルバーアクセサリーの主流で、シルバーアクセサリーにはSV925やSILVERの代わりにSTERLINGの刻印が入っている物も多いようです。SV925の銀合金は、優れた性質を持っており、貨幣用としてはもとより、装飾用、工業用と、さまざまな分野で使用されています。また、SV950の銀合金はSV925と比べて加工しやすく、彫金教室などのハンドメイドを行う場合によく使用されます。
⇒シルバー925について
|